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妙子さんの花づくり365日
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第10回
冬も花を楽しもう

少ない土でできるハボタンの仕立て方   2007/12/3

彩りがさびしくなる冬の花壇に欠かせないのが、ハボタン(葉牡丹)です。最近では、品種改良が進み、まるでバラのような小ぶりのハボタンも出回り人気を集めています。

ハボタンは、葉の中心部が色づくとそれ以上は生長しません。根を多少いじめても、生命力を失わず、追肥も必要ないので、コンテナにたくさんのハボタンを植えて楽しむことができます。

しかし、完成してからつくり変えることは難しいので、まず苗を仮置きしてみて出来上がりのイメージを持ち、それから計画的に苗を植えこんでいくことがポイントです。今回は、直径29cmの鉢に40個の苗を植え込みました。 出来上がりはまるでデコレーションケーキのようです。皆さんもチャレンジしてください。

ハボタンのコンテナデコレーション

    用意するもの
  • 直径29cm鉢
  • 水切り袋(鉢底網など)
  • 発砲スチロール
  • 水ゴケ
  • 土(EM生ゴミ土、基本用土)
  • ハボタンの苗 40本
苗選びのポイント
  苗の大きさをなるべくそろえる
  葉がしまっている
  キレイに色づいている
  しっかり根がまわっている
〔1〕鉢の底に水切り袋(鉢底網など)を敷く。
〔2〕発砲スチロールを鉢の高さの1/3入れ、その後、EM生ごみ土、基本用土を入れていく。

〔3〕ハボタンの苗は、底から割り箸で土をほぐしてドーナツ型にくり抜く。
〔4〕くり抜いたら、三角形になるようにギュッとまとめる。

※限られたスペースに苗をたくさん植えていくため、
  3と4の作業をすることで、土の量を少なくすることが大切。

〔5〕1段目に植える12個の苗は、比較的大きな苗を選ぶ。葉が外向きになるよう、茎を鉢の縁にかける

※植える苗の茎の長さが違う場合は、それぞれ土を入れて
  高さを調節する。

〔6〕1段目を植え終わったら、土や発砲スチロールである程度覆う。

※発砲スチロールは、土の量を少なくして鉢を軽くするために用いる。

〔7〕2段目は11個の苗を植える。植え終わったら、始めに土を少し加え、後は水ゴケと発砲スチロールを入れる。

※水ゴケは、土を乾燥しにくくし、防寒対策のために用いる。

〔8〕3段目は8個の苗を植える。
〔9〕4段目5個の苗を植え、5段目は3個の苗を植える。
〔10〕6段目最後の1個の苗は、根を水ゴケで包んでてっぺんに入れる。
〔11〕最終的に形を整えるために割り箸を使い、茎を動かし微調整する。時間をおくとしっかり根付き、形もできてくる。
仕立て方のポイント
  植えた後では、配置など修正しにくいので、まず株を置いて全体のバランスを見る。
  列ごとでへこみが生じる時は、土や発砲スチロールで調整する。
  さらに株間を微調整する場合は、水コケを入れて調整する。
  普段の水やりは、根まで回るように株間から行う。

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