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妙子さんの花づくり365日
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第9回
秋から春にかけてのガーデニング


コリウスの仕立て方

今年の夏から秋にかけての寒暖の差は、人間にとって厳しい環境でしたね。それは、植物も同じことです。しかし、環境の変化に強いのがオーガニックガーデンの強み。周りの環境にうまく適応するのでしょうか。神秘ともいえる植物の生命力を見ると、人間もこうでなくてはいけないと思わせてくれます。

今回は、秋の深まりを感じさせるコリウスガーデンの仕立て方を紹介します。
最近では品種改良が進み、様々な色合いや模様のコリウスが出揃っています。コリウスは、摘芯していけば簡単に増やすことができます。第7回で紹介しましたが、チャレンジされた方はうまくいったでしょうか?

     

葉の彩りを楽しむには、葉色の組み合わせを考えることです。
多彩な柄のコリウスと単色のコリウスを組み合わせると、メリハリが効いた花壇になります。初心者の方は、まず色合いを楽しみましょう。次は、植木屋さんになった気分で、コリウスを仕立ててみましょう。気温が下がってきたら、室内に入れて、クリスマスツリーにしてもモダンです。


スタンダード仕立て(3段仕立て)
〔1〕 3号ポット苗を2本用意する。(使用した苗はレモンキャンディーとチェルオタ・ハルディン製)

トレニアのスタンダード仕立て
〔2〕 2本の苗をそれぞれ25cmの鉢に植え替え、米のとぎ汁EM発酵液をかけながらしばらく上に伸びるように生育させる。

〔3〕 30cm位伸びたら、2本の内1本(チェルオタ)を上から3節残して下の方の葉とわき芽をすべて切り落とす。この時点で支柱にしっかり結びつけ、しばらく生育させ50〜60cmの高さになったら一番上の芽を摘芯し上への生育を止める。
〔4〕 摘芯した所とその下の2〜3節の所からわき芽が伸びるが、その芽をしばらく伸ばして置く。

トレニアの仕立て方
〔5〕 もう1本(レモンキャンディー)は下から3節残して、その上の3節を切り落とす。この時点で支柱にしっかり結びつけ、その上は40cm位まで伸ばす。

〔6〕 40cm位まで伸びたら、一番上の芽を摘芯し上への生育を止める。

〔7〕 右の写真のように、この時点で2本を1つの鉢に合わせ、支柱にしっかり結びつける。

〔8〕 3段の形ができたら、伸びてきた芽の先を摘芯しながら徐々に丸く整える。

ツリー(トピアリー)仕立て
〔1〕 3号ポット苗を購入し、小さい苗の場合はしばらくそのまま生長させる。写真の苗はチェルオタ(ハルディン製)。

〔2〕 横からたくさん茎が出ている時は、強く太い茎を1本だけ残して他の茎は切り落とす。

〔3〕 太い茎だけ残したら、一回り大きな鉢に植え替える。
〔4〕 しばらく生長させてコリウスの高さが30cm位になったら、25〜30cm位の鉢に植え替える。

〔5〕 植え替えしたら支柱を立てて結わえておき、各枝の先端の芽はすべて摘み取る。

ツリー(トピアリー)仕立て
〔6〕 大きくなってきたら、三角形をつくるように、各枝先を摘芯して形を整える。

〔7〕 形が整ってきたら、内部にも芽数が多くなるように摘芯し続ける。

〔8〕 形が出来上がった後は、2週間に1度は、摘芯し形を整える。

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