連載



EnglishEM研究機構英語サイト

2008年を迎えて

明けましておめでとうございます。EMも今年で28歳を迎えることになりました。成人するまでは様々な誤解とバッシングにあいましたが、たくさんの人々に支えられ、今では積極的反対派は消滅し、「困ったときはEMの出番」という時代を迎えています。

EMの基本コンセプトは、安全で快適、低コストで高品質で持続可能な高度情報共存共栄社会の構築を実現することにあります。そのため、EMの種菌管理に責任を持つとともに、EMの増やし方を公開し、高齢者でも幼稚園の子どもでもEMを簡単に増やし活用する方法を普及してきました。EMを社会の公器にするという当初の目的は達成されつつありますが、農業や環境、医療、健康問題の本質的な解決は、これから本番というところまでたどりついています。

技術的な面から見れば、農業や環境問題はEMで解決できないものはないというレベルまで来ましたが、医療健康の面では法的な条件が十分でなく、その実力を十分に発揮するにはさらなる時間が必要と言えます。医療制度の限界も目に見えていますので、いずれはタイ国並みに病院の治療や予防がEMにシフトすることは時間の問題といえます。

EMの効果は改めて述べるまでもなく、抗酸化作用と非イオン化作用と重力波と想定される波動の相乗効果によるもので、極めて強い蘇生誘導効果があります。このような蘇生現象はエントロピー(非秩序化)の対極をなすもので、私はシントロピーと称しています。EMの技術力は、そのシントロピー現象をどこまで引き出すことが出来るかにかかっています。要は効くまで使うと同時に、EM・XやEMセラミックスなどの波動の高い材料を微量添加して活用することがポイントとなります。

植物の驚異的な成長を促進するEM7は、その原理に即したもので、EM1号活性液や発酵液に1万分の1から10万分の1を加えて連続的に施用すると著しい効果が現れます。EM・Xにも類似の波動増強効果がありますので、EM資材のレベルアップに4分の1~1万分の1でもかなり効果的です。

新春ビッグプレゼント EM・Xゴールド

EMの波動効果を追求し、ついにEMセラミックスに到達しました。その代表的なものがEMスーパーセラCやスペースメイトなどなどの派生商品です。3年前にこの原理を応用し、旧来のEM−XからEM・Xに進化させ、加熱すると効果が高くなるという従来の製品と異なるハイレベルのEM・Xを世に出すことに成功しました。

価格も下げて効果は数倍以上になりましたが、この3年間にさらに安く効果の高いEM・Xを追求してきました。その結果でき上がったのがEM・Xゴールドです。ゴールドの名を冠するにふさわしく、オーリングや波動測定の結果からこれまでのEM・Xの5倍以上、加熱(80℃以上)すると10倍くらいの効果になります。

価格は従来よりも250円安くすることもできました。従来のEM・Xに比較すると5分の1以下に値下げしたことになります。EM・Xゴールドのラベルには「健康生活宣言」と書かれています。この意味は従来のEM−Xを1本買うお金で、最低でも実質的に5本の効果があるということであり、たとえ家族に病人がいたとしても、その半分から2/3を病気の人が活用し、残りを家族全員で使うという方法をとれば、完全なる「健康生活宣言」を達成することが可能となるからです。

この世の中を本当にすばらしいものにするには、人の不幸の上に成り立っている職業を最小限にすることを考えねばなりません。病気も犯罪も貧困も不幸の始まりですし、広い意味ではドグマが厳しすぎたり、無責任な宗教も人々の不幸の上に成立しています。宗教戦争などはその最たるものですが、周囲を見渡すと人の不幸をネタにサギまがいの職業が大手ふって大繁盛です。その対策のために国の予算がかなり浪費されており、しかも構造的なものとなっています。

この問題解決の原点は「健康である」ということからスタートを切る必要があります。EMを生活化すれば即「健康生活宣言」となりますが、この20余年の経験を踏まえると、EM・Xゴールドのような革命的なパワーを持つものを次々と出して、人々をウェルネス(霊的にも心身共に健康でハッピー)ライフにする道順も必要であると考えるようになりました。

新年度の新しい計画

EM・Xゴールドの誕生をきっかけに、EM蘇生海塩も本来の海洋深層水からつくった沖縄県の塩をさらにレベルアップし、価格も下げる計画で準備を進めています。日本人は全般にミネラルを含む塩分不足になっていることに気をつける必要があり、特に神経系の安定化には高波動の塩は重要な役割を果たします。

骨の発達やミネラルの強化、整腸作用などなどに評価の高かった「蘇生ミネラル」も製造法を根本から変え、実質的には従来価格の半分を目標にしています。蘇生ミネラルは高齢者の筋力や骨の健全化にも顕著な成果が上がっています。

したがってEM蘇生ミネラルは日本人のミネラル不足という観点から考えても高齢者には必要不可欠のサプリメントとも言えますが、日ごろの健康生活宣言にもふさわしいものと言えます。昨今原油の高騰が大きな社会問題となっています。EMセラミックスでプレート(スペースメイト)をガソリンタンクにはり付けたり、石油ストーブのタンクにはり付けるとかなりの燃費節減効果がありますが、かつて好評だったEM−Zを再デビューさせることでテストに着手しています。

高波動化したEM−Zはエンジンオイルに30cc、ラジエターに30cc、タイヤに各10ccずつ注入すると、30%以上の燃費の節減効果が認められています。この技術は省エネ(内燃機関)としては最も安価で効果的と言えるものですが、秋までにEMのユーザーに提供できるようにしたいと考えています。

近々モニターを募って、かなり広範なテストも予定していますので、皆様方の積極的な協力を期待しています。

(2008年1月1日・毎月1日更新)
PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。
日本橋川の水質浄化活動で、EM団子を投入する笑顔の比嘉教授(11月23日)。川底のヘドロが消え、戻ってきた鳥や小魚の群にEM効果を確認する


現在、各地の講演会でEMの原理原則について詳しく解説している


三浦半島の鈴木誠さんのほ場。EM7を使いはじめて畑の様子が大きく変化。同じ形の美しいキャベツが畑一面に育っている(於:10月14日に行われた三浦半島EM研究会勉強会の現地視察会)


同じく三浦半島EM研究会の嘉山進さんの左右対象の美しいダイコンの葉。EM活性液やEM7、光合成細菌を活用し、以前より明らかに味が良くなり、消費者の評判になっているとのこと


EM・Xを進化させて完成した「EM・Xゴールド」


「EMは効くまで使え」という自らの言葉を実践するため、自宅近くでモデル農園づくりに取り組む

トップページ | EMとは? | 特集・レポート | 連載 | 投稿ひろば | 用語集 | FAQ | バックナンバー | EM情報室 | リンク集 | サイトマップ

Copyright (C) Eco Pure All Rights Reserved.