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結界ドームとEM・X GOLDとEM3号の葉面散布



  写真1
第141回で塩害が発生した山形県のある農園における塩害対策は、3月のEMグラビトン農法の研修会で発表してもらいましたが、その後、多くの果樹園等々で応用されるようになりました。

園地の四隅にブラックコンクリート等で作った整流ブロックを埋めて結界を作り、量子エネルギーが逃げないようにする。同時に園地の中央にEM・X GOLDを吹付けたスペースメイトを先端に装着した高いポールを立てると、その頂点のスペースメイトと各結界ブロックの波動がつながり、波動のドーム(ハウス)が出来上がります。(写真1)

このように整流し、空間のエネルギーが逃げないようにすると、作物の品質や収量が格段に向上することが明確となりました。また、ヒヨドリ等の被害も著しく低下し、簡単に対策が出来るようになりました。

この方法で園地全体をエネルギースポット化することも容易です。特に、波動の水準をパイこね変換的に高める方法としては、EM・X GOLDとEM3号の葉面散布が効果的です。

8月末にこの農園から、樹齢25年の桃が見事に甦り、高品質の素晴らしい果実が送られてきました(写真2)。

橋農園 桃
写真2 樹齢25年の桃が見事に甦り、高品質の素晴らしい果実

波動測定の結果も、免疫で130前後となっています。参考までに、この農園の管理要領を例示します。ここにあるEMGとは、サクランボの緊急対策用として用意した、当時、最高レベルに整流したテスト用のEM・X GOLDの原体です。今年の7月以降に製造されたEM・X GOLDは、EMGと同等レベルの波動に達していますので、以下の要領と同量のEM・X GOLDを使用すると良いでしょう。

【 管理要領 】
◆桃の栽培管理(桃の樹齢 1995年植付け / EM栽培 25年)

  1. 桃畑の概要
  2. 面積:60a
    畦の長さ:100m
    川中島:50本
    黄金桃:15本 / 10a

  3. EM散布の内容
  4. ・ 方法 / スピードスプーレーヤーで年3回散布
    ・ 水  1000リットルに対して、以下を入れる
      + EM・X GOLD(300cc)
      + EM・3S(4リットル)
      + ミネラル葉面散布剤 500cc
      + EMG(30cc)
      + EM塩活性液(10リットル)
    ・ その他 EM活性液60aの桃畑に50倍希釈(3000リットル)を年2回、土壌散布

  5. 施肥および土壌管理
  6. 去年の桃の品種1本ずつに塩10kg使用(桃の樹は10kgの塩を施用しても塩害は発生せず)
    ・紅国見1本10kg
    ・あかつき1本10kg
    ・池田1本10kg
    ・黄金桃1本10kg
    ・川中島1本10kg
    ・西王母1本10kg
    ・岩手コンポストの堆肥を桃樹1本に20kg施用
    ・その他、堆肥を園地全体に散布

  7. 整流結界
  8. 結界は5年になります。今年の3月生産者研修会に参加した後に、波動源も作り直し、500ccのペットボトルにもみ殻燻炭、塩、セラミックスパウダーを添加し、整流シールを貼った。 また、新規整流ドームとして、7mの鉄の棒にスペースメイト(4000円/1枚)を取り付けました。



  写真3
◆サクランボ栽培

  • EM散布の内容
  • ・ 方法 / スピードスプーレーヤーで2回散布
    ・ 水  1000リットルに対して、以下を入れる
      + EM・X GOLD 300cc
      + EM・3S 1リットル
      + ミネラル葉面散布剤 500cc
      + EMG 30cc
      + EM活性液 10リットル

・ 園主より
「散布して3日でサクランボが赤く色が入ります。
早く収穫が出来ますので、サクランボの値段も良いです。 5月25日〜収穫までにEM活性液を週に1回散布。」




塩(海水レベル)活性液と結界およびパイこね変換的に回数を多く、200〜500倍の活性液を10a当り5〜10リットルを園地に適当に散布すると、エネルギーフィールドを常に強化することが可能となります。

この方法に園地の中心に、波動ポールを立てますと、これまで経験したことがない程に作物が良くでき、品質も更に向上し、以下の表のように波動値も従来(最高値は20)の5〜10倍に達するようになっています。

3月のEMグラビトン農法研修会後の今年の作物の波動値は、これまで想像だにしなかった高い波動を示すようになっており、この技術はかなり完成度の高いものになっています。

 波動測定結果 モモ 2019年8月29日
 
品種: 川中島
品種:黄金桃
免疫
133
128
視床下部
135
113
副腎皮質
139
119
142
124
大腸
147
138
小腸
148
145
胆嚢
133
133
肝臓
136
137
腎臓
143
140
子宮
117
107

 波動測定結果
 

A農園
<ブルーベリー>

B農園
<トマト>

2018.7.25
2019.8.7
2018.7.18
2019.8.26
免疫
42
156
69
114
視床下部
21
161
21
116
副腎皮質
21
164
20
119
--
165
--
124
大腸
21
163
21
129
小腸
21
168
20
130
胆嚢
21
163
20
134
肝臓
21
164
20
134
腎臓
21
173
20
141
子宮
21
152
20
105

<測定数値判定>

+18以上・・・非常に高い / +15〜+18・・・高い / +10〜+14・・・通常 / +5〜+9・・・低い / -21〜+4・・・非常に低い


橋農園 桃
写真4 パイこね変換的に管理された花壇

写真4は、結界が強化され、肥料は塩と整流炭と整流灰のみで、3年余経過した状況です。欠株を補植する程度で、薄いEM活性液を日に1回潅水代わりに使われているだけです。


(2019年9月26日)



PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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