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量子力学を応用した新しい農業

この連載でもこれまで何回となく紹介しましたが、グラビトン(重力波)農法は、量子力学の応用の究極といえますが、その要は、比嘉セオリー(<図1>参照)の右側の量子もつれ(エンタングルメント)の増強(想念の管理)と左側の量子うなり(コヒーレント)のパワーアップということになります。


<図1>

量子力学は物質の最小単位である原子を構成している素粒子やその動向を決めるエネルギーの状態等々を研究する分野です。したがって、存在するものは不変とする従来の物理学や化学では全く理解できない領域で、「量子力学が分かったと言う人は、量子力学を全く知らない」という名言があります。

量子力学のスタートは、光は粒子であり波であるという重ね合った二重構造的性質を持っており、一方が測定される(固定)と他の性質は消失(潜在状態)し、その様態は測定者の意識によって変化するという説明から始まります。すなわち、すべてが可逆的で定まっていない状態ということになりますが、すべてが決まり不可逆となった現実の世界にいる者にとっては(比嘉セオリーの最上部)理解不能な分野といえます。

そのため、ほとんどの人がこの初歩のレベルでつまずいてしまいますが、視点を変えて量子状態という概念を理解する必要があります。すなわち、物質になる前は、すべてのもの(素粒子、素エネルギー)は真逆的に存在しており、何にでも変わる状態にあることを量子状態としてとらえることが基本となります(比嘉セオリーの三段目の量子の海)。したがって、量子の世界には、生と死、天使と悪魔等々にも変わる素が均等に混在し、人間の考え得るすべてが何にでも変わる状態になっているということになります。

その何にでも変わる状態を起動させるのは、生命体の意識であり、特に人間の意識(想念)は、その最上位に位置します。すなわち、「念ずれば」の世界です。良きことが集約するように念じ行動すれば、相矛盾した何にでも変わる量子の世界が時間とともに徐々に良き方向に現実化するということです。

このレベルは、量子もつれ(エンタングルメント)の強化ということになりますが、本当の力として、より早く現実化するには、量子うなり(コヒーレント)を増強する必要があります。

すなわち、存在する量子的エネルギー(素エネルギー)を整流し、集約し、機能させねばなりません。グラビトン(重力波)農法では、万能素子的機能を持ったEMのレベルを高め、炭や塩を使い、比嘉セオリーの五段目の重力の海からのエネルギーが集約するように結界を作り、そのレベルを重ね効果の応用で常に高めるように維持することを要諦にしています。期待に反することが起こる場合は、そのレベルが低いからです。

今回紹介する事例は、昨年の四国EMフェスタで発表された徳島県美馬市EMの会の吉田文昭さんです。同時に想念の重要性も再学習したいものです。

四国EMフェスタ「善循環の輪 とくしまの集い」徳島県美馬市EMの会の吉田文昭さん
(2020年1月16日)




PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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