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EM医学の検証「体験者の事例報告2009」③

前回は不治の眼病とされる網膜色素変性症と多発性嚢胞腎についてEM資材を総合的に活用した結果、ほぼ正常に回復し、機能している例を紹介しました。病気の原因は多様なストレスの結果、細胞の代謝やDNAが機能不全になったといえますが、EMの持つ抗酸化作用と非イオン作用や重力波と想定される、三次元構造から発生する触媒的なエネルギーによって代謝が正常化したものとして理解されます。今回も前回に引き続き難病に対する実例を紹介したいと思います。

①関節リウマチ

関節リウマチは自己免疫が主に手足の関節を侵し、その結果、絶え間ない関節病が続き、時間の経過と共に変形を生じる炎症性自己免疫疾患として認識されています。発表いただいた宮城直喜さんは建設業を営んでいましたが関節リウマチがひどくなり事業が続けられなくなってしまい、車イスのお世話になるくらい悪化していました。

平成18年の8月からEM医学の基礎となっているEM資材を活用し、EMウェルネスセンター内にある沖縄照甦クリニックの健康指導を受けるようになりました。痛みは劇的に減少し、炎症反応も時間の経過と共に正常化し、日々の生活に介護は不要となってしまいました。

今では元気はつらつで日々の生活を楽しんでいますが、あらゆる医療機関で治すことは困難と言われ、悪化の一途をたどっていた訳ですから、当人は奇跡的という言葉を何回も発していました。EMには従来言われている薬理的な効果や因果関係はありませんが、損傷した組織や細胞に励起的なエネルギーを付加していると思われる現象が多々見受けられます。

この現象はEM資材の断熱効果や自動車や家電製品の大幅な省エネ効果や汚染された空気や水がEM処理された部分に接触すると、瞬く間に浄化される現象からも確認することができます。

EM資材を塗料に入れて活用すると光触媒(酸化チタン等々)とまったく類似の現象が認められており、近い将来、光触媒に置き換わる資材としても注目されています。人体の機能や代謝のほとんどが酵素タンパクによる触媒作用によって支えられていることを考えると、EMはそれらの機能不全に対し触媒的に励起エネルギー(反応に必要なレベルの高いエネルギー)を付与していると理解すべき性質を持っています。

②パーキンソン病

中脳の黒質でつくられる神経伝達物質の1つであるドーパミンが減少して起こる病気として認識されていますが、ふるえ、動作緩慢、起動や止動の制御が困難となり、小刻み歩行、表情筋が弱くなるため引きつったようなパーキンソン特有の顔といわれる表情が現れてきます。現在のところ病状の進行を遅らせることはできても治すことは困難な病気です。今回は平成10年8月に発表し、翌11年から10年間EM飲料を活用している沖縄在住の女性(ORさん)と、埼玉の和光市にあるEM−X予防医学研究所の田中茂先生の報告がありました。

ORさんはかつて医療関係で活躍していただけに、この病気のことは十分に理解しており、まさか自分がと疑ったそうですが、外出も次第におっくうになり、とうとう引きこもり状態になってしまったとのことです。その頃にEM飲料でパーキンソン病が楽になるという情報を得て飲み続けているうちに家族の手助けも不要となり、一人で外出できるようになり、日常生活を楽しく送っています。もちろん、ドーパミンなどの薬にも世話になっていますが、過去の経過を考えると奇跡的なことです。

田中先生からは4名のパーキンソン病の患者にEM資材を総合的に活用した事例が報告されました。3名は2週間程度でふるえや動作の緩慢が収まり、パーキンソン特有の表情も消え、日常生活に支障を来さなくなったそうです。残りの1名については顕著な効果は確認されていませんが、引き続き経過を見たいとのお話でした。田中先生は、この劇的な成果をふまえ、パーキンソン病でお困りの方にこの情報を提供し、すでに34名の患者のお世話をしています。

初期の軽度の人なら1~2週間で正常になる例が多く、進行が進んでいても回復が認められる例も多く、パーキンソン治療の決定打になるのではないかと期待しています。EMの持つ種々の機能を考えると、パーキンソンに限らず、EM生活を徹底すれば日々の生活が快適であるばかりでなく難病のリスクも未然に防ぐことが可能といえます。

③腎臓病による透析者のEM活用

我が国の透析患者は年々増える一方で、透析を始めると食べ物や生活に様々な制約がかかり、回復する見込みはないとされ、生活の質に多くの支障を生じます。今回は佐賀県の武富守人さんに「EMに支えられた私の20年」というタイトルで発表いただきました。

透析が始まったころからEM飲料などを活用していたため病状の悪化はかなり抑えられ、日常生活には支障がなく「本当に透析患者なのか」とよく聞かれたそうです。特に平成19年からスタートしたEM資材の総合的な活用と沖縄照甦クリニックの始動で劇的に変わり、体調も著しく良くなり、18項目もあった異常値が13項目に減り、さらに残っている異常値も正常値からわずかにずれたものが多く、このままいけば近い将来、透析をしないですむのではないかという期待が持てるような状況になっています。

顔色が黒ずんで透析せねばならない状態にあった人が、EM資材の総合的な活用により、透析をしないで正常な生活に戻ったという例はかなりあります。来年度の6月上旬に予定している「EM医学の検証」では経過的に正確なデータをとった事例がありますので、発表してもらう予定にしています。

その他、C型肝炎のウイルスが完全に消失した例もかなり報告されていますが、次年度に発表してもらうことにしています。さらにはアルツハイマーに関する朗報もありましたが、11月に行われるEM医学国際会議で紹介する予定です。

以上3回にわたって難病に対する「EM医学の検証」の結果について解説を兼ね要約しましたが、ALSをはじめ、現代医学では対応が困難とされる数々の症例で劇的な成果が上がっています。難病でお困りの方は以下のクリニックでご相談ください。

沖縄照甦クリニック(沖縄)TEL:098−935−1280
あかね台眼科脳神経外科クリニック(横浜)TEL:098−935−1280(同上)
EM−X予防医学研究所(埼玉)TEL:048−461−2009

(2009年9月1日)
PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。


 

 

 

 

 

 

宮城直喜さん

パーキンソン(沖縄在住の匿名女性)の発表を行う田中茂先生

佐賀県の武富守人さん

会場入り口の受付風景

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