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レポートその3 すべて検出限界値以下

EMアグリシステムの農産物
すべて検出限界値以下


渦中の福島から駆けつけた幕田さん

NDだった農産物
4月1日から適応された食品に含まれる放射性セシウムの新しい基準値は、以前の暫定基準値の4分の1〜20分の1になり、ことに放射能の影響を受けやすい子どもたちに配慮されてはいます。しかし、限りなく被曝を避けたいお母さんたちの不安は解消されるどころか、深まるばかりです。

EMと作物への放射能移行に関しては、ベラルーシ国立アカデミー放射線生物学研究室長のアレキサンダー・ニキティン博士が「EMはストロンチウム90の作物への移行抑制に特に高い効果があることが分かった」とするEM研究機構との共同研究の結果を発表しています。日本では、福島県内で15年近くEM発酵有機資材を使っている幕田武広さんのグループ(EMアグリシステム)の農家の作物からは、土壌の放射性物質が1,800〜5,000ベクレルであるにもかかわらず、作物に放射性物質は吸収されておらず、すべて検出限界値以下となっています。幕田さんは「私たちはplan→do→check→actを経てEMというものを追求してきた結果、放射能にも対応できる生産体系を作り上げていたらしい」と話しました。

微生物による除染の可能性


どう食べればいいのか、農家とお母さんたちの話し合いも

グループの1人、渡部さんの畑の測定値
微生物などの利用による放射能除去は、今まで世界的にも歴史的にも取り組まれていなかった分野で、放射能をなくすことや除くという本来の意味の除染を立証することはなかなか難しいと言われていますが、現在、金沢大学の田崎和江名誉教授などが、地場にいる微生物を使って汚染物質にアプローチして除去する試みが行われています。幕田さんは「EMの成果を体系化してどう世界に広げていくかが、私たちに課せられたミッション。もし、それができたら、福島県はもとより、放射能汚染地帯の風評被害を根本から改めさせる力となるのではないか」と1年間の苦しみの中から見い出した決意のほどを披露しました。

EM野菜の実力

幕田さんグループの50軒以上(震災前の数)の農家は、EMで発酵させた肥料、鶏フンなどを発酵させてつくったEM発酵堆肥を使い分けながら、地域内の畜産廃棄物を有効に使用して、循環型の環境保全と有機農業に貢献してきました。EMオーガというブランドの農産物は、日本の代表的な高級スーパーなどでトップブランドとして取り扱われ、消費者に高い評価を得ていました。「3.11以降状況が変わってしまったので過去形で表現しなければならないのが、なんともつらい。発酵を含めた農業生産、物流を視野に入れつくった農業技術は、国内的に世界的に大変評価を受けていた。だから、発酵・微生物による弊害というものは、まったく考えられないどころか、コストを含めて多くのメリットを生み出すことは間違いない」と述べています。

EMオーガアグリシステムの目的は、産業的に言うならば商品価値の高い、競争力のある農産物をつくろうということです。それを実現するために作物を画像分析することによって農産物のおいしさを測るという研究も独立行政法人農研機構と山形大学工学部と共同で行ってきました。「肉眼で見ると同じなのですけども、分析をしてみると、Brix(ブリックス)、これはイコール「甘さ」で、慣行のものと有機栽培のものとEM栽培のものとそれぞれを計測すると、EM栽培の野菜が一番よいという結果が出ている。今後は、こういう数値も含めて、セシウムの数値や栽培法、どんな資材を使っているかとか、すべての情報を提示していきたい」と話しました。

ポイント
幕田さんグループの農家の農作物を検査した結果、セシウムの移行は少なく、ND(基準値以下)であった。→EM堆肥などを使っていると放射性物質が作物に移行することを軽減される可能性が高い。

(2012年4月6日)

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