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地域から発信するEM環境活動の輪
「善循環の輪 山口の集いin山陽小野田」開催

NPO法人地球環境・共生ネットワーク(U−ネット)は、8月25日、約500人が参加した「善循環の輪 山口の集いin山陽小野田」を、山陽小野田市民会館文化ホールで開催した。

挨拶する白井山陽小野田市長
挨拶する白井山陽小野田市長
後援した山陽小野田市は、市庁内にEMプロジェクトチームを設置し、有機資源リサイクルと水質浄化の2つの推進チームをつくり、職員が各種リサーチを行っている。挨拶に立った白井博文山陽小野田市市長は、「プロジェクトチームからの報告を受けて、市民といっしょに具体的に活動していきたい」とEMに対する期待を寄せ、また、自身も熱心にメモを取りながら、市民の環境活動の成果に最後まで耳を傾けていた。

今回の事例発表は、有機農業、バイオマス、循環型社会、食の安全、協働をキーワードに市民、学校、企業の実践と成果を行政と市民が共有することを目的に構成された。

はじめに、津布田小学校の田坂雅樹さんが、校内で化学物質を使わない環境の実現をめざしている取り組みを報告。同小学校は、給食が毎食ご飯のため米のとぎ汁EM発酵液をつくり、これを活用し、プールやトイレ掃除などで、塩素、ワックスや消臭剤を使わない掃除を行っている。続いて、EMによる環境保全を目的としたグループホームづくりをめざす、コスモスの会(安部明子会長)が、旧山陽町役場の生ごみ減量化とタイアップし、現在では年間1トンのEMボカシ(生ごみリサイクル用)を市民に提供していることを発表した。

翌日には厚陽港のヘドロ対策の様子を視察。EM活性液の出来具合もチェックした
翌日には厚陽港のヘドロ対策の様子を視察。EM活性液の出来具合もチェックした
バイオマスを活用した企業の取り組みとして、㈱晃栄の井上洋希さんが、緑地管理で出た剪定枝や芝くずなどをEMでバイオマス化することをめざしていると話した。さらに、山口県環境アドバイサーの川尻時江さんが、身近な暮らしにEMを活用して温暖化防止に貢献したいと語った。

農業分野では、新規就農した環境蘇生塾の新田孝さんと、山口県エコファーマーの塩田和之さんが、健康な農産物づくりの素晴らしさを話した。また、柳井市の内山政夫さんは、仲間と地域のレストランの生ごみを週1回回収し、ドラム缶2~3杯分の生ごみ堆肥で、米や野菜を栽培。その野菜の一部を朝市で販売し好評を博していることやEM活性液を使用する生ごみ堆肥化の方法を披露した。漁業では、漁師など16人が参加する「厚陽の自然をとりもどし隊」の倉重穣次さんが、アサリ貝の復活をめざして奮闘していることをアピールした。

比嘉教授は、発表者の質問に丁寧に答え、終始和やかな雰囲気の中で、ディスカッションが行われた。中国・四国地方のEM実践者も参加した会場内では、EMボカシやEM活性液のつくり方などの意見交換をする姿も見られた。

なお、次回「善循環の輪の集い」は、9月22日、熊本県菊池市で開催される。

(2007年9月4日)

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