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EM活用の有機農業の草分け
三浦半島EM研究会が公開勉強会

美しいキャベツに見学者も驚く鈴木誠さんの畑
美しいキャベツに見学者も驚く鈴木誠さんの畑
10月14日、神奈川県三浦市で農業者を対象とした「環境保全型楽々農業をめざして!」と題した勉強会が開かれた。主催は三浦半島EM研究会と株式会社イーエムジャパン、後援は三浦市と横須賀市、よこすか葉山農業協同組合など7団体。会場になったマホロバマインズ三浦別館の200人収容の会議室は、地元中心にした農業者、家庭菜園実践者、流通業者、農業に関心のある市民など、多彩なメンバーが集まり、満員の盛況だった。

三浦半島EM研究会(会長・川島勝徳)は、比嘉教授を招いてのEM農法勉強会を年1回行っている。今年は15回目にあたり、これを記念して地域の農業者などに呼びかけて公開勉強会を実施したもので、来賓を代表して、海の浄化にもEMを活用する三浦市の杉山実副市長が、「50年後を見据え、都会の食の安全を守るためにも、市民と行政が力をあわせて農業、漁業の発展に取り組んでいきたい」と挨拶した。

続いて、紀ノ国屋商品政策部生鮮商品課の野上正彦課長が、「医食同源のコンセプトに食材を吟味して販売しているが、EM栽培の野菜はお客様にも好評」と話した。また、有機農業推進議員連盟事務局長のツルネン・マルテイ参議院議員が、「有機農業推進法は、現場主義をとり、下から積み上げていく法律。議員も自然農法の試験所を視察するなど、現場の意見を積極的に聞いている。現在、国内生産率が1%の有機農業を、5年後には50%にしよう」と、いずれも有機農業を普及する上でEMが果たす役割に期待する思いを語った。

有機農業の醍醐味と農業の未来を語る

嘉山進さん
川島義徳さん
上・嘉山進さん 下・川島義徳さん
その後、三浦半島EM研究会のメンバー14人を代表して、嘉山進さんと川島義徳さんが事例発表。嘉山さんは、200aの畑を家族4人で営む専業農家で、夏はメロン、トウモロコシ、カボチャ、ブロッコリー、春はダイコンなどを栽培。比嘉教授のファンを自認し、勉強会で聞く比嘉教授のEMの扱い方を15年にわたり実践してきた成果を披露。今では、種をまいて収穫するだけに近い楽々農業を実現し、「農業の醍醐味を味合う幸福を感じている」と話した。

川島義徳さんは、三浦半島に暮らす900軒の農家の問題を整理し、スイカやダイコン、メロンといった特産品にこだわらずに需要の多いナス、トマトなどの作柄に変えることで、収入の安定をはかり、持続可能な有機農業をめざしたいと抱負を述べ、「安価で使いやすいEMは効果的で、多少の病気がでても作物に影響は少なく、収穫量が増える」と体験を語った。

「『農業』をやめなさい」!?と比嘉教授

ホワイトボードを使って講演する比嘉教授
ホワイトボードを使って講演する比嘉教授
中南米から帰国した足で、そのまま三浦入りした比嘉教授は、疲れもみせずに講演。持論である、「従来の農業のあり方では、いくら補助金を出しても生業としての農業は成立しない。耕さずに農地のエネルギー効率をあげることが大事。そのためには、質のよい活性液、EMXセラミックス、波動添加剤的働きのあるEM7を活用すること。有機物は土の表面に置き、活性液をかけるだけでよい」など、家庭菜園を行う人たちにも参考になるように丁寧に指導した。

参加者からは「目からウロコが落ちた。これから、また、農作業がおもしろくなりそうだ」との声が上がった。また、三浦野菜を販売する東京デリカフーズや、「びっくりドンキー」など外食産業を全国展開する株式会社アレフの関係者も、「直接、EMの開発者の講演を聞いて認識を新たにした」と驚きの声をあげた。

(2007年11月12日)


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