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蘇れ!いのちをつなぐ海へ
被災地の海や川にも思いを寄せて




鈴鹿市鼓ヶ浦海岸でのEM投入
子供たちも大喜び




津市会場から伊勢湾に・四日市市オーストリア館前からEM活性液を流し込む 地元シルバーグループもおそろいのパーカーで



ボランティアと汗を流した大村愛知県知事
福島第一原発事故による、川や海への放射能汚染が心配される中、7月18日、「海の日に全国でEMを流そう!」を合言葉に昨年に引き続き第2回全国一斉EMだんご・EM活性液投入が、北海道から沖縄まで257団体が参加して行われました(主催・NPO地球環境・共生ネットワーク、協賛・㈱EM研究機構・㈱EM生活)。この事業は、昨年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)のパートナーシップ事業として行われ注目を浴びたものです。

この全国一斉のイベントのさきがけとなった「伊勢湾・熊野灘・三河湾浄化大作戦」の会場である三重県の鈴鹿市、四日市市・津市・尾鷲市・紀北町、愛知県の名古屋市では、台風の影響によるあいにくの雨にもかわらず、多くの人が参加して実施されました。

鈴鹿市会場では、10時に白子漁港近くの鼓ヶ浦海岸に地域の老人会、少年野球チームのメンバー、ボランティア団体など約70人が、EM団子とEM活性液を海に投入。EM団子を野球ボールに見立て、日ごろの練習の成果をいかんになく発揮した少年たちは、「思い切り投げられて楽しかった。この広い海がこの小さな団子できれいになるなんて、信じられないけど、本当ならばすごいね」とにっこり。一緒に参加したお母さんは、「お米のとぎ汁をEMで発酵させて持ってきました。EMの活性液は、鈴鹿市役所で無料でもらえるので、せっせとつくっています。いつもは家から流していますが、今日は特別」と話していました。久しぶりに参加したという鈴鹿市議会副議長の森しず子さんも、「鈴鹿市は10年近く、EMによる河川の浄化を続けています。確実に伊勢湾がきれいになってうれしい」と手ごたえを感じている様子でした。

津市会場の贄崎海岸津なぎさまちでは、同じく10時に「EMわくわくネット」などボランティア180人が、比嘉照夫教授と一緒に25000個のEM団子を伊勢湾に投入。午後は、三重県のメイン会場である四日市市羽津甲で、NPO法人イーエム広場や地元ロータリークラブなど約320人が、11500個のEM団子と3トンのEM活性液を伊勢湾に流しました。

一方、愛知県名古屋市熱田区にある宮の渡し公園では、大村秀章愛知県知事が参加しました。会場は、堀川の下流で東海道五十三次の「七里の渡し」があった歴史的な場所。堀川は全長16km、名古屋市中心部を流れる1級河川ですが、現在は生活排水が流れ込み、汚染がすすんでいます。当日は、NPO法人「EMあいち」を中心に堀川1000人調査隊、堀川ライオンズクラブなど約300人が参加してEM団子5000個、EM活性液2トンを投入しました。大村知事は「堀川はだんだんとキレイになっていると報告をうけている。宮の渡し公園が市民の水辺になるのを期待したい」と挨拶し、また三宅功県会議員は、昨年参加した河村市長の「今年も堀川をきれいにしよみゃあ!」との熱いメッセージを代読。会場は、大いに盛り上がりました。

「EMあいち」石田代表は、「木曽川から水を入れた後の堀川にEMを本格的に導入して今年で2年目。現在は月10トン以上、EM団子を1000個以上入れています。その結果、ヘドロやヘドロのニオイが減少するにしたがい、大腸菌数、COD(化学的酸素要求量)も減ってきました。手ごたえ十分。これから期待してください」とこの1年の成果を発表しました。

堀川1000人調査隊の参加者からは、「根本的にヘドロが分解でき、生き物が戻ってくることを目指して、隊員の数も2〜3倍になっています」との声もあり、EMへの期待の大きさが伝わってきました。

外部リンク 堀川1000人調査隊
http://www.horikawa1000nin.jp/katudou/2011-07-18-emevent.htm

比嘉教授の各会場でのコメント


「EM活性液」や「EM団子」を川や海に投入すると、生態系の底辺を支える微生物層を酸化・腐敗の状態から抗酸化・蘇生の状態へと転換させることができる。また、EMの投入により富栄養化の原因となる水中の汚染物やヘドロなどが発酵分解され、様々な生物が利用可能な状態となる。EMを構成する光合成細菌などがヘドロ等の分解の過程で発生するアンモニア・硫化水素などを発酵分解して有機酸やアミノ酸へ変え、多種多様な生物に効率よく利用されるようになる。生態系が回復すると共に環境全体が酸化・腐敗を抑制する抗酸化の状態になって川や海の浄化が進む。ぜひ、多くの人たちが参加していただきたい。

なお、三重県四日市市の大谷台小学校など4校の児童生徒が作った10000個のEM団子は福島県いわき市に届けられ、現地の小学生の手で海に投入されました。愛知県をはじめ各地からも、岩手県大船渡市、陸前高田市、山田町などにEM団子10000個、EM活性液7トン(7月現在)が送られました。

なお、全国の活動数は、7月末に事務局が集計し公表されることになっています。

(2011年7月30日)


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