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EMの機能と重力波(その2)

前回では、EMの波動的機能が重力波であると考えるようになったいきさつを説明しました。結論的には、関英男先生の書かれた「グラビトニックス」という本との出会いで決定的になったことはすでに述べましたが、関先生は、現在使われている横波の電磁波も水晶やグラファイト等を使って周波数を変えれば、重力波に変換が可能であると述べています。

実際に超整流機能を持つグラフエン、フラーレン、カーボンマイクロコイルやカーボンナノチューブ、炭化ケイ素等は、コイルを重ねた状態か極めて安定した立体構造となっています。それらの機能は、超電導への一里塚ともいえますが、グラフエンの応用は、その域に達しつつあります。EMを活用して作った整流素子も極めて類似の、しかも高機能という現象が確認されています。

    1.素人でも確認できるEMの不思議

    市販の2枚刃の安いカミソリを1回使うごとにEM活性液に数秒間ひたし、その後きれいに拭いておくと、切れ味が劣ることなく、かなり長期に渡って使い続けることができます。EMW、EMXゴールド、EMセラミックス等々も同じ効果があります。

    ハサミや農機具のサビが落ちるのは当然のことながら、刃物は使うたびにEMまたはEM活性液に浸したり、EMXゴールドを吹き付けると切れ味がその度々向上し、丁寧に繰り返すと名刀なみになります。

    EMXゴールドを100〜500倍に薄めて、気に入っていたが古くなって着けなくなった衣服に、丁寧に吹き付けます。回数を増すごとに新品のレベルを通り越し、健康に良い高機能な衣服に変身させることも可能です。

    靴や小物、家具、電化製品、家庭で使う諸々に同じ要領でスプレーするとすべてが高機能化し、いつの間にやら、電気料も安くなり、すべてが健全になります。

    EMの活性液をつくるのが面倒だとか、もっと手軽にできないかと考えている人には、この方法はうってつけです。それらの効果は、なかなか消えない、回数を重ねるほど効果が積み上がっていくという重力波の原理と一致します。

    2.潜在電圧が存在すると効果が更に高まる

    本シリーズでも数回にわたって、EMによる結界の効果について説明しましたが、最近では、その効果を高めるために、電池や電柱に存在する潜在電圧の活用も行われています。

    そもそも結界とは、本来、聖なるものを守るために目に見えないバリヤーをつくることをねらいとして縄やひもで囲ったり、結んで念を入れることに始まり、身を守るための祈りや装身具等をエネルギー媒体にして念を入れ、その空間を三次元の高エネルギー状態にすることとして理解されています。一見まじないのようにも思えますが、念を入れる人の力量によって「霊験あらたか」という現象が現れます。しかし、感知するトレーニングができていないと、科学的に証明されていないとして無視または信じないというのが一般的です。この方法も1回よりは2回、2回よりは3回と回数が多くなるほど波動的に強くなります。

    EMによって結界をつくる方法は、再現性も極めて高く、最近では、これまでの結界のつくり方をさらに進化させた方法が広がっています。すなわち、結界をつくっている支柱の角々に、海水でつくったEM活性液にスーパーセラCや炭の粉を1さじずつ入れ、密封して結びつけ、3Vのリチウムイオン電池を貼りつけたり、電柱につなぐと電気が流れなくても、その電圧に比した波動を誘導する方法です。

    その強さについては、オーリング法等の量子もつれをチェックする方法でも、このような潜在電圧による波動の増幅効果を確認することができます。


EMの限界突破の本質は、重力波によって支えられている。

すでに多数の事例を紹介しましたが、EMをていねいに何回も何回も繰り返して散布すると、1回で大量に散布するよりも、はるかに良い結果が得られます。この繰り返しの効果に例外はなく、室内の植物や掃除や洗濯の仕上げにEMXゴールドを500〜1000倍に薄め、その都度散布すると半年から1年もすると誰でもその蘇生効果を確認することができます。

EMでつくった整流素子のレベルが上がると、当然のことながら、生物に重力波由来のエネルギーを取り込ませることも可能となります。EM栽培を行い、全体の場がEM化した圃場に植えたバナナに、EMの整流素子を角々に接着させた結界線を張り、6600Vの潜在電圧を誘導した結果が以下の写真です。


これは、1本のバナナの木から出た果房が2本に分かれて出て来たものです。しかも、その数も通常の2〜3倍も着いているのです。私は本職は、熱帯果樹の専門家です。このような現象は世界唯一のもので、観賞用には、2果房も着く例はありますが、果物用の実用品種ではあり得ないことです。形態的にも別品種といえます。


先週(3月21日)まであったタイ系シマバナナです。この品種は冬になると果実の成長が止まり、商品にならないくらい、いびつになりますが、比較的寒かったこの時期に、まるで夏の最も望ましい時期と同じように見事に育っています。


結界線を設置した後に発生した巨大化した食用ツルムラサキの葉です。普通は下方の部分の大きさで、その差は歴然としています。


その巨大化した葉と普通の葉を比較したものです。表面積では4倍の差があり、重さでは5倍以上の差がありました。

このような限界突破現象は通常の光合成のエネルギーをはるかに超える電子が取り込まれない限り起ることはありません。別の見方をすれば、従来の遺伝子の機能を超えたことになりますが、裏を返せば、植物により多くの電子を与えることが可能であれば、超多収、超高品質の作物栽培ができるということであり、遺伝子組換え等の特別な品種改良も不要ということになります。


(2016年4月2日)





PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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