ウェブエコピュア
連載
妙子さんの花づくり365日
トップページ バックヤードの活用法 花壇の飾り方
第8回
花づくりいろいろ


今まで「四季折々の表情を持つ花たち」のコーナーで、妙子さんの受賞作品の数々を紹介していますが、今回はその中でもお気に入りの花壇の解説をしてもらいました。
これほどまでに立派な花々を年中絶やさず咲かせるには、技術と愛情の他に、次の季節の準備が重要です。妙子さんはその作業を、ベランダや駐車場などのスペースを活用して行っています。


ホシキキョウの春花壇
第4回大阪府花と緑の街づくりコンクール大阪府知事賞(2000年)
舞台装置に工夫し
100個のプランターで豪華に演出
階段上のプランター、バルコニーの手すりに並べたプランターを合わせて100個。また、店舗の看板が隠れるほど咲き誇っている山のような形をした土台づくりは、脚立を半分に折り周りをワイヤーでくくり、そこにウォールポットを30個吊るしました。左壁面は、立体プランターを使用。さらに、トレリスを使い、ガレージの壁面にも30個のウォールポットを吊るしました。設置直後は脚立の骨組や、ウォールポットの容器が見えていましたけれど、成長とともに容器も隠れました。
ホシキキョウを自然に育てると、蔓が上へ上へと30cmくらいまで成長し、風が吹くと、蔓が乱れて汚らしくなってきます。そのため、上段のプランタから下の方へ順番に寝かせて、上下の蔓をからませ、乱れないように固定させます。一斉に花が咲いたら、まるで、花のじゅうたんのような花壇になりました。

暑さに強いサフィニア(ペチュニア)の夏花壇
サントリー私の花風景フォトコンテスト私の庭部門優秀賞(2001年)
挿し芽で増やした苗を越冬させ
また挿し芽で増やす
サフィニアは前年の秋に挿し芽でたくさん増やし、育てた苗をベランダなどで越冬させ、翌年に生長した苗をさらに挿し芽をして育てました。花を咲かせるまでは摘芯を繰り返し、花を咲かせたら花柄摘み、美しさを保つための手入れは大変なものです。花壇のしつらえに関してはいたってシンプルです。コンテナを置きハンキングをつるすだけで、十分楽しめます。

色数豊富なコリウスの秋花壇
第40回全国花いっぱいコンクール個人部門最優秀賞(2003年)
コンテナの数で豪華に見せる
色彩を楽しみ、株を大きく育てる
コリウスは春に1色1ポットずつ購入。挿し芽でたくさん増やし、出番が来る秋まではベランダで育てました。
コリウスの挿し芽は発根が早く、成長も早いのでたくさんの苗を育てることができます。 モリモリに育てるためのポイントは、こまめに摘芯すること。存在感のある花壇が出来上がります。

戻る

トップページ | EMとは? | 特集・レポート | 連載 | 投稿ひろば | 用語集 | FAQ | バックナンバー | EM情報室 | リンク集 | サイトマップ