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EM技術による災害の予防

昨年の秋に、高松市で開催された四国EMフェスタにおいて、熊本地震の際に地域全体がEMを使っている熊本市の河内町で、地震の被害が全くなく、また、南阿蘇地区を中心に、EMを日常的に使っている家庭では、同じように被害が全くなかったという報告がありました。

この差は極めて明確で、私が阪神淡路大震災以来、強調し続けているEMによる地震対策を再確認することになりました。また同フェスタで、愛媛県の河川敷にあった菜園で、EMの結界を作り、EM栽培を行った畑は、被害が極端に少なかったのに対し、EMを活用してない菜園は、すべて流されて、全滅状態となった報告もありました。
2011年3月の東日本大震災でも、類似の報告もあり、同時に津波の被害も奇跡的に極めて軽かったという事例もあります。大雨による災害も年々増大していますが、EMを活用していた田畑や農業施設、工房、住宅等々でも同じような結果が認められています。

いずれも、EMの整流力による衝撃波の低減効果によるものですが、このような場所の接地抵抗値は例外なく高くなっています。接地抵抗とは、その土地のエネルギーレベルが高いと数値が高くなります。

この意味するところは、その土地のエネルギーフィールド力ということになりますが、EM技術で結界を作り、EM栽培を続けると、その力が格段に強化されることも明らかとなっています。

簡単で最も分かりやすい例を上げると、写真1と写真2の比較です。写真1は、EMを使っていない一般の果樹園です。それに対し、写真2は長年にわたってEMを使い続けた隣接の果樹園です。このシリーズでも紹介したことのある、山形県東根市の高橋農園の成果です。高橋さんは、一昨年から結界技術を取り入れ、収量や品質の限界突破を年々更新しています。


  写真1<EM未使用>雪が融けていない

  写真2<長年定期的にEM使用>雪が融けている

昨年の台風22号は、東北の果樹地帯を襲撃しましたが、高橋農園の洋ナシは、全部で5〜6個くらい落果したのに対し、一般の洋ナシ園は果実の絨毯と表現されるくらい、被害が甚大となったとのことです。リンゴに関して、多くのEM栽培者から被害が顕著に少なかったという報告が寄せられており、特に結界を強化した果樹園では、奇跡といわれるくらいにその効果は明確に現われています。

昨年の台風23号と24号は、全国的に、特に東北、北海道に大きな被害を及ぼしましたが、EMを使い続けた畑地や農業施設(ハウスや加工場等々)ではほとんど被害がなく、特にEM結界を徹した所は、その成果に驚いています。

すでに明らかなように、全域がEMの結界(スペースメイトレベル)化している沖縄県は、結界ができた4年前から台風等の気象災害が極端に減少し、農業生産は右肩上がりで、ついに昨年は伸び率が全国一となり、専業農家の所得もかつての記録を大幅に更新し、8位に達しています。当然のことながら、農業生産全体も歴代最高を更新しています。

前回説明したように、EMの結界やEMの活用をレベルを落とさず使い続けると、パイこね変換と類似の量子重ね効果が現われてきます。沖縄(旧琉球文化圏)の結界効果は、EMホテルのコスタビスタやEMX GOLD製造工場を通して年々向上していますので、その効果は今後も更に強化されることになります。

ここ数年の沖縄の驚異的な経済成長や様々な限界突破現象は、全域がEM結界によるもので、その効果は徐々に旧琉球文化圏である沖縄や奄美に着々と現われています。

EM技術による結界の効果は、農業だけでなく、畜舎、各家庭における災害対策にも効果があることは改めて述べるまでもありません。この冬の豪雪の被害は甚大ということになりましたが、上記写真1と2の比較から、その応用が可能といえます。

すなわち、屋敷の四隅にEM結界を作り、屋根面も各々四隅に結界を作るという簡単な方法でもかなりの効果が期待できます。また融雪には、海水で作ったEM活性液に2〜3%の塩分を加え散布するという方法です。この方法は、繰り返すと累積(重ね)効果が現われますので、システムの組み方によっては、融雪の決定打になるものと考えています。

まだ最終的な検証は行われていませんが、EMを長年使い続けたサイロの入口には雪が積もらず、氷にもならず、完全に昇華している現象も確認されています。

建築物の四隅を中心に、部屋を含めペットボトルでEM結界波動源を作り、整流レベルを上げると、電気料が10%以上抑えられ、病人がゼロ、冷蔵庫や電化製品の機能向上、室内の空気の浄化等々、信じられない現実を楽しむ人々、すなわち、EM生活者は着実に増えています。もちろん建築物の酸化劣壊も防ぎますので、建物や各種施設の寿命を数倍にすることも可能です。自動車や身体(ブレスレットやネックレス等)を含め、あらゆる場を結界化すればすべての病気や事故にも対応できることを忘れてはなりません。


(2018年2月28日)



PROFILE
ひが・てるお/1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年〜平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年(令和4年)春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章した。

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