おしえて!いまむらさん 読んで納得、EMのおはなし | 今村公三郎

おそうじに試してみてほしい!EMプリン石けんのつくり方

こんにちは、EM研究所の今村です。
第7回は、掃除に便利なEMプリン石けんの作り方をご紹介します。
EMプリン石鹸をつくる材料のシャボン玉スノールは、香料・蛍光増白剤・酸化防止剤・合成界面活性剤などを使用していない、純石けん分99%の無添加洗濯せっけんで、シャボン玉石けんが製造販売しています。

WEBで『EMプリン石けん』と入力して検索すると、たくさんの方がいろいろなレシピで作成していますね。
この作り方も数あるレシピの一つとしてお試しいただけたらと思います。
出来上がったEMプリン石けんは、キッチンのガンコな油汚れや水回りのおそうじ、シャツの襟、靴下などの部分洗い、スニーカーの泥汚れなどにオススメです。
記事の最後には、WEB上に紹介されているいろいろなEMプリン石けんの作り方を集めてみました。
失敗しても大丈夫、お子さんと一緒にフリフリしながら楽しんで作ってみてください♪

準備するもの

  1. 湯 (50~60℃) ・・・ 約300ml
    水でも作ることができますが、水温が高いとスノールがだまになりにくく、溶けやすいようです。
  2. シャボン玉スノール ・・・ 30g
    水分量の10%がベストな粘度になるようです。5%にすると、粘度の低いプリン石けんになりますが、洗浄力は10%のものよりも劣ります。
    粉せっけんの粒子が細かいので、マスクをしての作業をおすすめします。
  3. EMWまたはEM・1 ・・・ 10ml(小さじ2)
  4. プラスチック容器(ポンプ式ボトル、ペットボトルなど) ・・・ 1本
    ペットボトル容器は、振りやすいので作業性に優れ、保管がしやすいのがメリットですが、プリン石けんはとろみが強いので気温が低いと取り出しにくいのが難点です。
    後の使いやすさを考えると、ポンプ式のボトルが使いやすいと思います。

 

<参考>EMプリン石けん作成費用 
価格は購入元によって変わることがあります。

材 料 販売価格
(税込)
EMプリン石けん作成のための
一回あたりの使用量 / かかる費用
スノール
<1kg>
814円 30g / 24円
EMW
<500ml>
1,100円 10ml / 22円
容 器
(100円ショップのもの)
110円
費用合計 2,223円 163円

作り方

  1. プラスチック容器に湯を入れます。
  2. 次に、シャボン玉スノールを入れて、容器のキャップをきちんと締めてから、振ったり横にして転がしたりしてよく混ぜます。
  3. EMW (またはEM・1)を加えて、再度良く混ぜます。
  4. 温度が下がるまで待ちます。途中、かたまりかけたタイミングで一度振り混ぜておくと、なめらかな石けんに仕上がります。
  5. 一晩寝かせて、プリンのように固まっていたら完成です。
    手作り石けんの使用期限は半年~1年ほどのようです。
    しかし、微生物が石けんを分解して海面活性がなくなる可能性もあるため、3~4ヵ月くらいを目安に使っていただくことをオススメします。

失敗しちゃったかな?と思ったら

レシピ通りに作っても成功するときばかりではありません。
ここでは、今までによくお問い合わせいただいた質問についてお答えします。

Q.スノールがきれいに溶けず、固まりが残ってしまいました。
A.もう一度お湯につけるなどして温めるときれいに溶ける場合がありますが、固まりが残っていても洗浄力に変わりはありません。
時間が経てば自然となめらかになることもあるので、使いながらときおり振ったりして様子を見てください。

Q.プリンのように固まりませんでした。どうしてですか?
A.気温が高い夏などは固まりにくいことがあります。
逆に、気温が低いと固まりやすい性質があるので、すべての材料を混ぜてから容器を冷蔵庫に入れておくと、比較的早くプリン状になります。

Q.ペットボトルで作ったら、固まりすぎてボトルから出しにくいです…
A.冬などの気温が低い時期は特に固まりやすい性質がありますが、容器をよく振ったり、ボウルなどに湯を張って少し温めたりすると液状になって出やすくなります。
頻繁に固まってしまうようなら、ポンプ式のボトルに詰め替えて使うと便利です。

Q.水分を入れすぎるとどうなりますか?
A.今回の記事を書くにあたり、スノールの量を変えて実験してみました。
使用用途に合わせて、お好みで濃度を変えていただいてもよいと思います。

  • 10% → ベストな量。ポンプボトルでスムーズに出てくる固まり方。
  • 5% → 台所洗剤くらいの固まり方。
  • 1% → かなり水っぽく、泡で出るポンプボトルにおすすめな濃度。ただし、洗浄力は10%のものよりも劣ります。 

WEB上に紹介されているいろいろなプリン石けんの作り方

WEB上に紹介されているプリン石けんの作りかたを一部集めてみました。
EMWストレートタイプで作るレシピも公開されていたり、どのレシピも思い思いに工夫されていて、読んでいるとわくわくします。
楽しく作って、楽しく使っていただくのが一番です。
「次はどのレシピで作ろうかな~♪」と、ご自身の推しレシピを見つけてください。

(2022年4月8日)


<PROFILE>
今村公三郎(いまむらこうさぶろう)
琉球大学大学院農学研究科生物生産学専攻 修士課程修了。
大学在学時、比嘉教授に師事し、EMを活用したより良い無農薬栽培を志す。卒業後、公益財団法人自然農法国際研究開発センター国際課に4年半在籍後、株式会社EM研究所に入社。以来、EMの研究製造開発に携わり、今日に至る。オススメのEM活用方法は、『トマト農家さんのための青枯病、萎凋病対策』(EMを使って土壌改良 トマトの病気が大幅ダウン)。クロルピクリンを使用しない青枯病対策に力を注ぎ、伊豆のトマト農家さんの収量増加に貢献。得意なモノマネは平泉成。