EMを使ってみよう

とうみつ(ネオモラセスト)を使った基本のEM活性液のつくり方

EM活性液ってなに?

EM1に含まれる微生物を活性化させたものがEM活性液です。EM1のボトルに詰められた微生物は半分眠った状態になっています。これにエサとなる糖蜜と水を加えて、微生物の活動を活発にさせると原液を使用するよりもたっぷり使うことができて、さらに効果も高まるというメリットがあります。

このEM活性液を応用して、米のとぎ汁をEM1と糖蜜(砂糖)で発酵させたものを米のとぎEM汁発酵液といいます。 EM活性液・米のとぎ汁EM発酵液は、EM原液とまったく同じものではありません。環境次第で培養される微生物の構成比は異なります。また、培養した液体の中の微生物は2週間ほどでピークを迎え、それを過ぎると微生物の数が減っていきます。そのため、作成した日から1~2カ月程度で使いきることをお勧めします。

用意するもの

《道具》
  • 計量カップ
  • 密閉容器(ポリタンク、ペットボトルなど)割れる危険性があるので、ガラス容器は使わないでください。
用意するもの 用意するもの
《材料(出来上がり量10L)》
  • EM1またはEMW・・・1L
  • 糖蜜・・・1L
  • 水・・・8L

出来上がり量 EM・1 糖蜜 温水
10L 1L 1L 8L
2L 100ml 100ml 約1.8L
1L 50ml 50ml 約900ml
500ml 25ml 25ml 約450ml

つくり方手順

  1. 糖蜜にお湯(40~50℃)を加えてよく溶かします。
    ※糖蜜が古い場合は煮沸すると発酵がスムーズになります。

    糖蜜を溶かす
  2. お湯に溶かした糖蜜に水を入れ、熱くないこと(40℃以下)を確認してからEM1を加えてよく混ぜます。

    水・EM1を混ぜる
  3. 材料をすべて混ぜたら、ペットボトルに入れてフタを締め、できるだけ暖かくて1日の温度変化の少ないところで発酵させます(例:こたつやお風呂、冷蔵庫の横など)。

    発酵させる
  4. 発酵が進むと、ガスが発生してペットボトルが膨らむので、都度フタを緩めてガスを抜きます。
    急に開けると中身が吹きこぼれることがあるので、少しずつ緩めてください。

    ガス抜き
  5. 完成までの日数は発酵させる環境によって異なります。
    夏で7日前後、冬は10~14日が目安です。よい活性液は甘酸っぱい発酵臭があり、pHは3.5以下になります。完成した活性液の微生物は2週間ほどでピークを迎え、それを過ぎると微生物の数が減っていきます。そのため、作成した日から1~2カ月程度で使いきることをお勧めします。

    完成