新・夢に生きる | 比嘉照夫

第168回 2021年沖縄で観察された生態系の変化(1)

第165回でも述べたように、2021年の沖縄の気象や農業環境が安定的に望ましい状況に変わっていることを紹介しました。この影響は、自然生態系にも徐々に良い形で現れ始めています。

今回は、これまでの農業分野と違い、琉球列島に迷鳥の数が増え始めたというニュースです。すなわち、昨年の地元紙に出た情報は、これまでとは異なり、加速度的に増えています。2013年のグラビトロン結界が出来た後から、迷鳥のニュースが増えていることに気がついて、意識的に切り抜きを始めました。

この数年は、年々増加し、多くの鳥々が沖縄へ来るようになったことが明らかとなりましたので、以下に2021年の例を紹介します。写真は石垣島が中心になっていますが、沖縄本島や宮古島や大東島まで様々な迷鳥が観察されるようになりました。


<PROFILE>
ひが・てるお / 1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年~平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年、春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章。