新・夢に生きる | 比嘉照夫

第171回 2021年沖縄で観察された生態系の変化(3)

第170回でも述べましたが、琉球列島の空間はEMの波動プレートであるスペースメイトを1とした場合を基準とすると、2013年は2.0、2019年には3.5に向上しました。2020年には5.0、2021年には10.0~11.0となり、植物性のウイルスは激減しパラダイスに近づいています。

前号まで迷鳥の例を紹介しましたが、今回もその補足と野生のイルカンダがどこでも見られるようになった例です。屋我地島のコウノトリは数年前から発見の情報があり、すでに定着的な状況に達したものと思われます。

ここ数年、群生して開花するイルカンダがどこでも見られるようになりました。これまではショボショボで、群生花は幻と言われたのも昔日の感がします。市内のヒスイカズラも例年になく、まるで品種が変わったような咲き方をしています。

昨年は、台風がかすめた程度でしたので、春の花々や農産物は記録を更新しています。このような状況は、私が農業を志した過去70年を振り返っても一度もありません。

 


<PROFILE>
ひが・てるお / 1941年沖縄県生まれ。EMの開発者。琉球大学名誉教授。国際EM技術センター長。アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(公財)自然農法国際研究開発センター評議員、(公財)日本花の会評議員、NPO法人地球環境・共生ネットワーク理事長、農水省・国土交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員長(平成3年~平成28年)。著書に「新・地球を救う大変革」「地球を救う大変革①②③」「甦る未来」(サンマーク出版)、「EM医学革命」「新世紀EM環境革命」(綜合ユニコム)、「微生物の農業利用と環境保全」(農文協)、「愛と微生物のすべて」(ヒカルランド)、「シントロピーの法則」(地球環境共生ネットワーク)など。2019年8月に最新刊「日本の真髄」(文芸アカデミー)を上梓。2022年、春の勲章・褒章において、瑞宝中綬章を受章。